「生理前のしんどい症状に対しての鍼灸への考え方とアプローチ」

こんにちは。当院長のゆうたろうです( ・∇・)

先日、この様な質問を頂きした。「鍼灸って精神的な事orメンタル的な事」でもアプローチできるのですか?って内容ですね。

この問いの答えですが、バッチリ対応が可能です。むしろ、鍼灸自体は身体の中を多角的に考えて、色んな角度からアプローチできるって考えるとむしろ得意分野の一つだと言えます。

丁度、私の妻が昨日、ここ最近の仕事の激務と生理前って事で、身体全体的に何かわからないけど、しんどくて怠いって事と、情緒不安定って事で鍼灸施術した際の考え方とアプローチを書いていこうと思います。

まず、精神的な事は物の不足などの関係か?巡りが悪いか?から考えて鍼灸施術をしていきます。

例えば、仕事のストレスで溜め込む方は、常にそれを我慢する訳です。

我慢するとそれが徐々に蓄積されていきます。

蓄積された場合、それがお腹のある部分に反応として現れます。

お腹の部分が硬かったり抵抗があると、まず、お腹の所からつっかえて呼吸が浅くなります。

本来、呼吸と言うのは東洋医学的には身体の色んな物だったり目には見えないけど身体を常に守る、言わゆる「気」ってのを巡らす働きがあります。

つまり、呼吸が浅くなるとこれらの巡りが悪くなるって考える訳ですね。

巡りが悪くなると必要な場所にそれがいかず物の不足が発生したり、逆に巡らす力が弱いとある部分で物や気の渋滞を起こしてしまうって考える訳ですね。

この様な事が起こると身体全体のバランスが崩れて、体調を崩すと考えれます。

人の身体と言うのは常にどの臓腑も身体全体のバランスを取って体調を整えているのですが、それがこういった事で崩れると、急にガタガタっと音を立てるように体調を崩していきます。

今回の妻のパターンで言えば、まず生理前って事がポイントになります。

生理というのは特に「血」が東洋医学でも重要になります。

東洋医学ではこの「血」は車で例えるなら、ガソリンのような存在です。

つまり、生理前って言うのは、女性で言うなら特にこの「血」を大量に消費するので、仕事の忙しさと組み合わさると、特に「血」を消耗するってイメージできると思います。

「血」は何かを考えたりだとか動いたりだとか、色んな場面で使用されます。

ですので、この「血」が不足すると、そう言った事ができなくなります。

例えば、頭の中ではこうしたい!あーしたい!って考えていても「血」が不足していわゆるガス欠の様な状態だと、頭では考えていても行動に移せない!って事が発生する訳ですね。

当然、ガス欠って事は他の部分も正常に作動しなくなると考えれます。

そうすると身体の怠さだったり身体が妙にしんどいだったりと言った症状が現れる訳ですね。

こう言ったのは多分ですが、病院で検査をしても異常がない!って診断されると考えれます。

今回のパターンは一つの考え方ですが、東洋医学ではこのように多角的に物事を見る事で、その人の何が原因で身体のバランスが崩れて、今回までのお辛い症状を引き起こしたのか?を考えて鍼灸施術をしてきます。

これは精神的な疾患or自律神経系なども同じ様なことが言えます。

当院ではそれを判断する上で、最初にお話・脈・お腹などから原因を推測して鍼灸施術をして、バランスを整えて、根本からの改善を目的として鍼灸施術をしていく訳です。

話を戻しますが、今回の妻のパターンで言えば、生理前と言う事もあり、とにかく「血」の不足とそれによる巡りが悪いって事が考えれます。

ですので、鍼灸施術ではその辺りを中心に鍼灸施術をしていきます。

まず、こちらの道具で手と足に鍼灸施術をしていきます。

鍼は大体、髪の毛ぐらいの細さですね。

お灸はこの白い紙を置いてそこからモグサを捻ってお灸をしますので、火傷の心配はありません。

実際に鍼とお灸をしているのはこちらになります。

このように手と足を使用して身体のバランスを整える訳ですね。

今度はさらに全体の巡りを良くするために、鍼を刺して置いておく「置鍼」ってやり方をします。

イメージとしてはこの様になります。

これは背中に「置鍼」した時の様子ですが、上向きや下向きの姿勢で、今回の症状に関連した場所にこの「置鍼」をして約15分」置いてゆっくりと過ごして頂きます。

そうする事で身体全体の巡りが良くなります。

これを上向きと下向き両方終えた時点で、妻も身体が少し楽になり、身体が温まった事ですので、最後に鍼で微調整していきます。

その時のイメージ画像がこちらになります。

こちらは首をしている時の様子ですね。

少し画像だとわかりにくいかも知れませんが、この様に最後、気になるツボの反応がある所に鍼やお灸で、仕上げをして妻の施術は終了しました。

鍼灸施術後はまだ身体の怠さは残っているものの、頭のスッキリして全体的に楽になった!って事で、明日なり様子見で終わりです。

メンタル関連にしろ生理が絡んだ不調にしろ、当院では一人ひとりに合わせた鍼灸施術でお身体を良くしていきます。

例えば、本日の内容で鍼を刺すのが恐いや不安って方は、施術前に言って頂ければ、こちらの道具で対応させて頂きます。

こちらは小児の際に使用する小児鍼って呼ばれるテイシンと呼ばれる鍼です。

小児鍼は刺さない鍼なのですが、こちらの鍼は大人にでも対応可能です。

刺さない鍼で効果があるの?って方もいるかも知れませんが、基本的に私が勉強している流派はツボをしっかりと捉えて施術をすれば、それで身体が変化できるって考えます。

ですので、基本的に当院ではどうしても鍼が苦手や恐いって方にはこちらの鍼で対応させていただきます。

丁度、こないだ腱鞘炎で来た方が、鍼が苦手って方でこの小児鍼のテイシンを使用して、腱鞘炎が良くなったので、次回はその時の事を書いてみようと思います。

本日もここまで読んで頂きありがとうございます✨

また次回のブログでお会いしましょう(^∇^)

https://www.facebook.com/yutaro.kawai.7946

https://m.facebook.com/profile.php?id=100009779616677

 https://twitter.com/Xtxn1arfLi?s=09

https://www.instagram.com/kawai_sinkyu/


かわい鍼灸院ホームページhttps://www.kawaiyutan.net/wp/

かわい鍼灸院のブログhttps://www.kawaiyutan.com/pw/

かわい鍼灸院のちょっとマニアックなブログhttps://ameblo.jp/kawaisinkyu/

かわい鍼灸院の公式アプリ

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP